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No.06 美術館コンサート『絵画のように』を終えて

都内から高速を使って約一時間、千葉は佐倉市に、川村記念美術館はあります。
9万坪もの敷地は緑で覆われ、池には白鳥が泳ぎ…。
まるで外国に来たような風景の中に佇むひときわ目を惹くデザインの建物には17世紀から20世紀の欧米美術、日本美術が実に趣味の良いコレクションで展示されています。
さる7月5日、美術館のメイン展示室でのコンサートに出演しました。
ルノアール、モネ、ローランサン、マティス、シャガール、ピカソなど、大好きな絵画に囲まれ演奏するのは、まるで夢のようなひとときでした。 様々な色彩、そしてそれらを一筆一筆描いた素晴らしい芸術家の力に触発されるような気持で演奏したことは、きっと忘れられない想い出になることでしょう。

当日のスタッフとして同行してくれていた、ユミットクラブ事務局村山祐子さんが、『川村記念美術館友の会会報』に寄せた文章の一部を、続いてご紹介しようと思います。
私もこの文を読ませていただいて、自分とは別な視点からみたコンサートの模様を感じることができました。
皆様にもぜひお読みいただけましたら幸いです。
2003年7月30日
山形由美


「絵画のように」コンサート 同行スタッフより
開演1分前。
由美さんは、舞台袖控え室となった一角に飾られたレンブラントの絵画を見上げました。
「普段のホールコンサートでは考えられない控え室ですね…」と目で言うように、一瞬肩をすぼめて笑みを浮かべ、いつもの手順でゆっくりとフルートをひと磨き。そして「さあ。参りましょう」と共演者とともに和やかに微笑み合いながら皆様の前に登場して行きました。
アットホームな臨場感を多くの皆様が感じてくださっていたらうれしい…と、私も控え席から演奏に耳を傾けます。この日、名画に囲まれ演奏する由美さんは、普段にも増して神秘的に輝いて見えました。ご覧になった方々からも、「由美さんが、ピカソの絵そのものであるかのように見えました」「まるで観音様のような輝きを感じ、心から癒されました」との、うれしいご感想。やはり小規模コンサートはいいものです。

由美さんは、昨年の初夏に英国ケンブリッジ大学でプライベートリサイタルを行い、現地で好評を博しました。やはりピアノとフルートのアンサンブル。程よい広さの室内で、お客様と演奏者が互いに同じ暖かな時間を共有しました。川村記念美術館においても、この時に共通した風が流れていたことを、由美さんも感じながら、演奏していたのではないでしょうか。 終了後、片付けを済ませ駐車場に戻ると、私の車が最後の一台。なんだか秘密コンサートを終えて帰るような不思議な気分でした。
山形由美友の会ユミットクラブ 事務局代表
村山祐子
 
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