From Yumi
No.04 高原のティーパーティ
先日、自宅で小さなパーティを開きました。
爽やかな季節が過ぎてしまわないうちに、日頃親しくしていただいている地元の方々をお招きして、
楽しい午後を過ごしたかったからです。
この時期の何よりのおもてなしは、庭の散策。
なぜなら那須に住んでいる人たちの共通の話題と言えば、何といってもガーデニングなのですから。
苗を交換したり、どんな植物がここの気候に合っているかなどと情報を教え合ったりすることはごく日常のこと。
歩道を小石で囲んだり、ハーブやバラ、木々を植えたりと、ガーデニングはいまや私と両親との楽しみのひとつになっていますが、那須に越してきた当初は、どこから手をつけたらよいか、しばらく呆然としていました。試行錯誤で手を入れたり拡張したりしながらも、少しづつ形になってきたのは、地元の皆さんのお力によるところが大きいのです。
そんな苦労話などに花が咲き、お庭での時間が過ぎると、いよいよティータイムです。
まずテラスで冷たい飲み物とフィンガースナックをお出しした後、とりどりのサンドイッチとお菓子、そして紅茶を室内でゆっくり楽しんでいただくことにしました。
どんな簡単なメニューでも、いざスムーズにサービスしようとすると、とかくバタバタしていまいがち。そうするとお客さまにはくつろいでいただけないので、我が家ではいつも母と私の連係プレイでこなします。
食卓のセッティングは全てすませておき、まずは熱い紅茶とサンドイッチをサービス。
スコーンの焼き加減を見計らいながら、あらかじめ焼いておいたお菓子もお出ししていきます。
お料理やサービスに気を取られすぎると、お招きした側も楽しむことができず、せっかくの時間を台無しにしてしまいがち。そんなことのないように、食べ物は控えめな量を準備した方が良いと常々思っていましたが、今回も改めてそう感じました。
でも、こんなシンプルなおもてなしが生きるのも、まわりの環境が豊かだからこそなのかもしれません。自然を感じながら過ごすことが、何よりの贅沢なのかもしれませんね。
今日、東京から雑誌の取材に見えました。
リゾート暮らしをしている人たちの特集ページなのだそうです。
今まで、自宅での生活を皆様にお知らせすることはありませんでしたが、
是非にということで今回思い切ってお引き受けしました。
この家で、フルートに向かい、英気を養って演奏会に臨んでいる私の生活の一端を感じていただけたらと思っています。
それでは、これから那須を出て富山に向かいます。またどこかの会場でお会いいたしましょう。
爽やかな季節が過ぎてしまわないうちに、日頃親しくしていただいている地元の方々をお招きして、
楽しい午後を過ごしたかったからです。
この時期の何よりのおもてなしは、庭の散策。
なぜなら那須に住んでいる人たちの共通の話題と言えば、何といってもガーデニングなのですから。
苗を交換したり、どんな植物がここの気候に合っているかなどと情報を教え合ったりすることはごく日常のこと。
歩道を小石で囲んだり、ハーブやバラ、木々を植えたりと、ガーデニングはいまや私と両親との楽しみのひとつになっていますが、那須に越してきた当初は、どこから手をつけたらよいか、しばらく呆然としていました。試行錯誤で手を入れたり拡張したりしながらも、少しづつ形になってきたのは、地元の皆さんのお力によるところが大きいのです。
そんな苦労話などに花が咲き、お庭での時間が過ぎると、いよいよティータイムです。
まずテラスで冷たい飲み物とフィンガースナックをお出しした後、とりどりのサンドイッチとお菓子、そして紅茶を室内でゆっくり楽しんでいただくことにしました。
どんな簡単なメニューでも、いざスムーズにサービスしようとすると、とかくバタバタしていまいがち。そうするとお客さまにはくつろいでいただけないので、我が家ではいつも母と私の連係プレイでこなします。
食卓のセッティングは全てすませておき、まずは熱い紅茶とサンドイッチをサービス。
スコーンの焼き加減を見計らいながら、あらかじめ焼いておいたお菓子もお出ししていきます。
お料理やサービスに気を取られすぎると、お招きした側も楽しむことができず、せっかくの時間を台無しにしてしまいがち。そんなことのないように、食べ物は控えめな量を準備した方が良いと常々思っていましたが、今回も改めてそう感じました。
でも、こんなシンプルなおもてなしが生きるのも、まわりの環境が豊かだからこそなのかもしれません。自然を感じながら過ごすことが、何よりの贅沢なのかもしれませんね。
今日、東京から雑誌の取材に見えました。
リゾート暮らしをしている人たちの特集ページなのだそうです。
今まで、自宅での生活を皆様にお知らせすることはありませんでしたが、
是非にということで今回思い切ってお引き受けしました。
この家で、フルートに向かい、英気を養って演奏会に臨んでいる私の生活の一端を感じていただけたらと思っています。
それでは、これから那須を出て富山に向かいます。またどこかの会場でお会いいたしましょう。
2003年5月28日
山形由美
山形由美
※この取材の模様は、6月30日発売「海辺に住む/高原に住む」ほしいリゾート別冊に掲載されます。