From Yumi
秋の夜にキャンドルの灯を
生活のアクセントとしてキャンドルを使うようになったのは、ロンドンで暮らしていたときだったでしょうか。初めてのひとり暮らしを始めて秋が訪れたある日、薄暗くなった部屋でキャンドルを灯してみました。ほの揺れる優しい明かりを見つめていると、ちょっと寂しかった気持ちが徐々に暖かくなってくるのでした。
もともとインテリア好きということもあり、ハロッズやハーヴェイ・ニコルズなどのデパートでインテリア売り場をしばしば覗いていたのですが、クロスや食器で美しくしつらえられた季節折々のテーブルディスプレイに、必ずキャンドルがあしらわれているのに気がつきました。そして、どんな色彩にでもコーディネートできるバリエーション豊かなキャンドルが揃えられているのを見て、いかにキャンドルが生活に密着しているのかということを実感しました。
もともとインテリア好きということもあり、ハロッズやハーヴェイ・ニコルズなどのデパートでインテリア売り場をしばしば覗いていたのですが、クロスや食器で美しくしつらえられた季節折々のテーブルディスプレイに、必ずキャンドルがあしらわれているのに気がつきました。そして、どんな色彩にでもコーディネートできるバリエーション豊かなキャンドルが揃えられているのを見て、いかにキャンドルが生活に密着しているのかということを実感しました。
そんな私ですから、那須に越してほどなく地元にキャンドル専門店があると知ったときにはとてもうれしく思いました。そこではシンプルな色とりどりのキャンドルや、食べてしまいたくなるようなケーキやフルーツの形をしたもの、水に浮かぶフローティングキャンドルなど、びっくりするほどたくさんのデザインに出会えるので楽しくなってしまいます。そしてお店の工房で教えていただきながら手作りするようになってから、一層キャンドルにハマッてしまいました。
フロムユミのNo.43でもご紹介させていただきましたが、3年前、那須野が原ハーモニーホールでのヴェネツィア室内合奏団とのコンサート後、メンバーを招待してのホームパーティを開いた折には、庭やテラスにキャンドルをいくつも灯して出迎え、お開きの時には庭のローズマリーを入れて手作りしたキャンドルをおひとりずつに手渡したこともよき思い出です。
先日、那須高原のキャンドルハウスシュシュさんが10周年を迎え、新店舗グランドオープンを記してパーティが開かれました。私とギターの西村正秀さんはキャンドルの光に包まれてお祝いの演奏をさせていただきましたが、その模様は、近々放送されるNHK教育テレビ「おしゃれ工房」でも紹介される予定です。
秋深まる連休のひととき、是非ご覧になってくださいね。
2009年9月18日
山形由美
山形由美