山形由美 オフィシャルサイト

3月末から咲き始めた桜前線は、今頃どこまで北上しているでしょうか。
今日から新しい年度を迎えるにあたり、改めて3月を振り返ってみたいと思います。

3月は様々な形のコンサートに出演する機会に恵まれました。
まず、大阪・貝塚コスモスホールのシリーズコンサートです。
昨年から3回に渡り、ティータイムとトークコーナーを組み合わせたコンサートをお送りしていましたが、ついに最終回を迎えました。丸いテーブルを並べたくつろいだ雰囲気の中、欠かさず聴きにいらしてくださる方も多く、お名残惜しい気持になりました。
神奈川・高津市民館ノクティホールではケーブルテレビの中継も入ったこともあり、集中力が高まります。「ブリリアントコンサート」というタイトルにかなうよう、起伏を付けた演奏を心がけました。
新進ハーピスト、内田奈織さんと初共演をしたのは、高知市民プラザかるぽーと。
久しぶりの高知で、アフターコンサートも存分に楽しみました。
内田さんとは偶然のことに、同時期に収録されたNHK「BS日本のうた」では前後に出演。これからも何かの機会にご一緒できるかもしれません。
そして群馬・高崎市民会館での「科学と音楽の夕べ」では、ノーベル賞受賞の小柴昌俊先生とお目にかかることができました。演奏をお聴きくださった先生は、その後行われた講演の冒頭、「音楽は聴いているだけで楽しめますが、科学は自分でやってみて初めて楽しさが分かります」と語りかけ、あっという間に聴衆をお話しに引き込んでいらっしゃいました。
3月の演奏会の中で、特に印象に残ったのは、山口・宇部全日空ホテルで開かれた、チャリティコンサートです。7回目を数えるというこのイベントには大勢の方々が参加し、会場は大変な熱気に包まれていました。収益金の一部を盲導犬の育成に当てるという目的のため、何としても成功させるという意気込みが感じられました。会場にはかわいい盲導犬2匹も来ていましたが、これからも１匹でも多くの盲導犬が、目の不自由な方々の元に訪れることを願ってやみません。

今月は、ハンドベルアンサンブルと初共演や、NHK総合の新番組「おひるですよ　ふれあいホール」に準レギュラー出演など、新しい活動が続きます。
新年度も張り切ってまいりたいと思います。
みなさまも季節の変わり目、お体にはお気を付けてステキな春をお過ごし下さい！