From Yumi
再会 〜ホワイトデー間近の関西で〜
3月に入った暖かな日、久しぶりに神戸の街に下り立ちました。
リハーサルのほか、取材やテレビ、ラジオ出演がたくさん待っている、2泊3日の滞在です。何度訪れてもその独特な空気感に包まれ、東京にいるときとは一味違う情緒を感じる神戸ですが、今回はどんな出会いが待っているのでしょうか。
22年も前、神戸のテレビ局、サンテレビで「山形由美のマイルーム」という番組を持たせていただいてきたことを懐かしく思い出します。自分の部屋に見立てたセットが組まれたスタジオで、ビッグなお客様をお招きした対談や、神戸を探訪したレポートの映像を見ながらのトークなど、毎回楽しい時間を過ごしたものでした。今回は昔お世話になったサンテレビの本社を訪ねて、午後の情報番組「ひるカフェ」に生出演することになっていたのです。
局に入ると当時の番組を覚えてくださっているスタッフの皆さんが、にこやかに迎えてくださいました。なんとうれしかったことでしょう。そしてその和やかな雰囲気のまま、楽しい関西のノリで運ばれる番組の中、演奏を披露させていただいたりインタビューがあったりと、あっという間の1時間半が経っていきました。
また新聞の取材では、21年前大阪の朝日放送で出演させていただいていた番組のスタッフでいらした方が、なんとインタビュアーとして登場なさったのです。その「ミッドナイトジャズ」という本格的な音楽番組に、デビューしてたった3年の私を司会役として大抜擢してくださり、私はただただ夢中で素晴らしいジャズミュージシャンの方々との共演も行いました。ジャズの楽しさを知った、私には忘れられない番組です。ちょうどそのくだりを、連載している雑誌「ザ・フルート」に書いたばかりということもあり、その時の構成を担当していらした方と今回こうして再会するとはなんというタイミングかしら、と驚いてしまいました。
東京育ちの私にとって、関西は本来あまりなじみのない場所でしたが、このふたつの番組に出演することによって、大好きなエリアとなったことを改めて思い返しました。
リハーサルのほか、取材やテレビ、ラジオ出演がたくさん待っている、2泊3日の滞在です。何度訪れてもその独特な空気感に包まれ、東京にいるときとは一味違う情緒を感じる神戸ですが、今回はどんな出会いが待っているのでしょうか。
22年も前、神戸のテレビ局、サンテレビで「山形由美のマイルーム」という番組を持たせていただいてきたことを懐かしく思い出します。自分の部屋に見立てたセットが組まれたスタジオで、ビッグなお客様をお招きした対談や、神戸を探訪したレポートの映像を見ながらのトークなど、毎回楽しい時間を過ごしたものでした。今回は昔お世話になったサンテレビの本社を訪ねて、午後の情報番組「ひるカフェ」に生出演することになっていたのです。
局に入ると当時の番組を覚えてくださっているスタッフの皆さんが、にこやかに迎えてくださいました。なんとうれしかったことでしょう。そしてその和やかな雰囲気のまま、楽しい関西のノリで運ばれる番組の中、演奏を披露させていただいたりインタビューがあったりと、あっという間の1時間半が経っていきました。
また新聞の取材では、21年前大阪の朝日放送で出演させていただいていた番組のスタッフでいらした方が、なんとインタビュアーとして登場なさったのです。その「ミッドナイトジャズ」という本格的な音楽番組に、デビューしてたった3年の私を司会役として大抜擢してくださり、私はただただ夢中で素晴らしいジャズミュージシャンの方々との共演も行いました。ジャズの楽しさを知った、私には忘れられない番組です。ちょうどそのくだりを、連載している雑誌「ザ・フルート」に書いたばかりということもあり、その時の構成を担当していらした方と今回こうして再会するとはなんというタイミングかしら、と驚いてしまいました。
東京育ちの私にとって、関西は本来あまりなじみのない場所でしたが、このふたつの番組に出演することによって、大好きなエリアとなったことを改めて思い返しました。
来る5月12日(水)には、2年ぶりに神戸文化ホールで演奏会を開催します。
〜歌心をフルートに乗せて…スウィート・アフタヌーン〜と題したリサイタルでは、兵庫在住の素敵なピアニスト、今岡淑子さんとともに優雅な午後のひとときを彩る音楽の数々をお送りしたいと思っています。当日、ホワイエでは、六甲の洋菓子店「アマンディーヌ」さんがおいしいお菓子の販売してくださり、幕間などにお召し上がりいただけるという趣向も用意されているとのこと。
合間を見て訪れた「アマンディーヌ」さんで、パティシエールさんたちが作られた、薫り高いケーキをいただきました。ホワイトデーも近い午後のひととき、その甘さがほんのりと体や心に染み渡り、とても幸せな気持ちに包まれたのでした。今から5月の神戸再訪が楽しみでなりません。
2010年3月6日
山形由美
山形由美