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No.40 フルートが我が手に戻ってきました

おかげさまで、2本のフルートがついに私の元に戻ってまいりました!
皆さまにはこの数日間というもの、大変ご心配をおかけしまして
本当に申し訳ございませんでした。
昨日の夕刻訪れた警察署のお部屋に置かれた黒いバッグは、間違いなく私のものでしたが、中身を自分の目で確かめるまでは、やはり安心することはできませんでした。
祈るような気持ちでふたつの楽器ケースをそれぞれ開け、
懐かしいフルートを手にしたのですが、2本とも全くダメージを受けず、
そのままの状態で戻ってきたことを確認して初めて、
本当の安堵感が大きく込み上げてきました。

誰がどうやって東京駅のコインロッカーからフルート入りのバッグだけを持ち去り、
川崎駅のコインロッカーに置き去ったのかはわかりませんが、
今はそれを追及する気持ちよりも、
とにかく無事に戻ってきたことをありがたく思うのみです。
発見に際しまして、荷物のことをお知らせくださった方々、JR東京駅・JR川崎駅及び各コインロッカー管理会社さま、
警察ほか各関係者の皆さまのご協力に、心より感謝申し上げます。
また、報道関係の皆さまに、この場をお借りしまして深く感謝の意を表したく存じます。
そして発見までの数日間、友人知人はもとより、たくさんの方がたにお寄せいただきました暖かいお気持ちに
どれほど勇気づけられたかを思いますと、お礼の言葉もございません。
皆さま、本当に本当にありがとうございました!
今回コインロッカーに貴重な楽器を預けたことにより、
多くの皆さまをお騒がせする結果となりましたことに対しまして、深く反省しております。

なくなってしまってからの期間、最悪のことを考えなくはありませんでした。
ゴールドもプラチナも長い間吹き続けてきた大切な楽器です。
特にプラチナの方は、デビュー20周年記念のセルフプロデュースCD
「Luce(ルーチェ)〜ヴェネツィアの光と夢〜」 のイタリア録音の際に使用し、
手ごたえのある演奏ができたという思いを強く持つことのできたフルートでした。
ですから、もしその楽器が返ってこなかったらと想像すると、身を切られるような思いがしました。
でもプラチナは10年、ゴールドは15年もの長い間、
日々自分自身の息と心を吹き込み音楽を共に作ってきた、自分と一心同体の存在なのだから、
きっと自分の元に戻ってくるに違いないという思いもありました。
そして本当に戻ってきた今、
これからはもっともっと大切な気持ちを持って吹いていかなければ、と感じています。

現在念のためメンテナンスに出しておりますフルートが戻ってきたのち、
初めてその楽器で演奏しますのは、5月6日のラジオ番組でのことになります。
これから少しでもよい音色で音楽を奏でていくことが、皆さまに対してのご恩返しだと、思っております。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2006年4月28日
心よりの感謝を込めて
山形由美
 
※(ユミットクラブ・注)本文中の「5月6日のラジオ番組」とは、TBSラジオ「小堺一機サタデーウィズ」(5月6日13時〜15時放送)のことです。
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